《渦》2022年



2023年 第85回新制作展 国立新美術館

240cm × 180cm × 90cm 3.5t

花崗岩(高太石)

原石がそのままでも良い形の石だった。この石に手を加える事が果たしてより良い結果となるのか不安があったが、この安定感のあった石の中にぶつかり合う様や、もがくような葛藤を表現したくなった。
昨年自分の工房を近所ではあるが別の場所に引っ越ししたり、世の中の先の読めない状況等により、作品を作る集中力をなかなか持続できず、心が定まらない感じだった。元々の原石の形や肌を出来るだけ利用して、ぐらぐら動く気持ちを否定せずに、気まぐれもし放題に、しかし珍しく気持ちの乗った時には我も忘れて彫りまくるという制作期間だった。

 

【会場風景】

 

【制作風景】

 

【制作風景動画】

 

2021~

前の記事

《ひとひら》2021年
2021~

次の記事

《風を斬る》2023年