石山

この場所は200*年まで稼働していた採石場の跡地です。僕がここに工房を構えた時にはまだたくさんの人や重機が行き交っていて活気がありました。

採石が終了した後、山の斜面にはたくさんの端材(と言っても何トンもある石ですが)が積まれたままとなっていました。

石は福島県特産の高太石(こうたいし)という花崗岩です。ここは大きな石を使いたい僕にとっては本当に魅力的な場所です。

 

 

震災のあと計画的避難区域になっていたこともあり、長く人が入らなかったのですが、2018年の5月から建築用の砂利の採取のために再び動き始めました。

 

2020年12月現在、この写真の石の部分はほとんどなくなっています。

(もちろん山のあちこちにまだまだ石は残っていますが)

石山の移り変わる姿を目の当たりにしながら、僕はひとつひとつ、この山の石で彫刻を作っています。

 

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